さて、ここからは塾に入ってからの話です。

勉強を頑張るには、目標を立てることです。もちろん、親子共通の目標ですからわかりやすい目標がベストです。

わかりやすい目標としては、

・塾内でのクラスを上げること

・クラス内での順位を上げること

ではないでしょうか。

中学受験の専門塾の多くが、成績順にいくつかのクラスに分かれており、毎週行われる復習テスト(日能研のカリキュラムテストは隔週)の結果や毎月行われる公開テストの結果により、クラスが変動します。

特に、受験するという実感がわかない4・5年生の子供たちにとっては、目の前の「わかりやすい目標」を設定する方が良いのです。

とはいえ、いきなり最上位のクラスを目標にするのはどうでしょう?

目標は高い方がよいなんて言われますが、中学受験を目指す子供たちにとって、現状の成績からあまりにかけ離れた目標にしてしまうと、目標を目指すどころか早々に諦めてしまうものです。

目標を決めるポイントは、

手が届きそうな目標にすること

目標が達成できれば、すぐに次の目標を決めれば良いわけですから。

目標を達成した数だけ自信になる

ということを忘れないでください!

塾を探し出して決めるまでが「親の役目」なんてことで、塾に通いはじめたら「あとはお任せ~!」という方がいますが、それではダメですよ(笑)

よ~し勉強するぞ!と意気込んで、問題集選びに明け暮れ、なんとか気に入った問題集を見つけたものの、それだけ満足してしまい肝心な勉強はしなかった・・・

と同じことですからね。そうそう、テスト前になると勉強部屋の掃除をしたくなるなんてのもありましたね。

塾に入ってからの目標は、塾内でのクラスが上がること。または、クラス内での順位を上げることでした。

そのために、親が協力してやることは山ほどありますが、まず心掛けて欲しいのは、

勉強の効率を上げること

中学受験を目指しているお母さんからの相談で多いのが、塾の勉強が大量にあり、時間が足らないといった内容です。

同じ時間内でも勉強の効率を上がれば、それだけで成績を上げることができますからね。