近畿関西圏では、大阪府、京都府、兵庫県の3府県が入試解禁日を統一していましたが、平成18年度から滋賀県、奈良県、和歌山県も加えた2府4県が入試解禁日を合わせることが合意され、近畿の各府県の私立中学の入試解禁日が統一されました。

関西圏の入試解禁日は、2008年は1月20日、2009年は1月19日に設定されました。2府4県による入試解禁日の設定により、特に大阪府の私学は志願者の減少に歯止めがかかったといわれ、大阪私立中学校高等学校連合会によると、大阪府内の私立中学の定員割れが平成18年度入試で全60校中36校あったものが、平成19年度には全60校中25校に激減したことでもわかります。

さらにこの近畿圏の入試解禁日の恩恵を受けたのが年明けてすぐの1月に入試を行う岡山県の私立中学でした。

特に関西圏の受験生が入試に場馴れするためや行き先を先ず確保する目的で行われる「お試し受験」として選ばれたのが岡山白陵中学と岡山中学です。岡山白陵中学は京阪神からの受験者が70%を占め、受験者数が倍増、大阪でも入試を行う岡山中学も受験生が倍増する現象が起こりました。

また、関西圏では頂点の灘中学校を始め甲陽学院中学などの有力校の入試が試験科目から社会をはずしているため、他の中学でも国語、算数、理科の「3科型の受験」を取り入れる中学校が増える傾向にあります。これは、難関有名校に入試形式を合わせることで成績が優秀な生徒に併願してもらうことで生徒の確保、受験者数の増加を狙っての考えによるものです。