塾について情報を集めるには何をすべきか?

一般的に、塾についての情報のほとんどが口コミ情報。「~さんのお兄ちゃんが、●●塾に通っていて、~らしいよ」といった類。また、合格実績がやはり魅力になるでしょう。

大切なのは、その情報の信憑性である。そして、それはわが子に当てはまるのかということ。

同じ塾でもある人はイイと言い、ある人は違うところにすべきだったと言う。また、同じ塾内でもクラスによって、校舎によって評価や評判も実績も違ってきます。

もちろん、志望校が違えば、すべき勉強だって違ってきます。合格実績はその塾の全体的な総合的な重要な指標にはなりますが、あなたのお子さんにとってはどうかはまた別の問題になります。

果して、その塾でいいのだろうか?と大いに疑問をもつべき。一度通塾にしてしまうとなかなか転塾で着ない方がほとんどですからね。

塾について正確な情報を知りたいなら、元塾生に聞くのがいい方法だと思います。特に、自分と同じ志望校に実際に合格した塾生であれば言うことはないでしょう。

合格した直後がその狙い目で、気分も盛り上がっているのでいろいろとアドバイスしてくれたりする。

「この塾でどうやって勉強をしたから、合格できた」

といった具体的な話ほど参考になるものはない。中には、この講座はとらない方がいいとか、本当は違う塾にすべきだったといった話が聞けるかもしれない。

しかし、この方法を実際に実行する方は思っているよりも少ないものです。親がわが子にはここだ!と目をつけて子供に話しても、そこは嫌だ!と子供に拒否される場合だってあります。

特に今から中学受験を始めようという方にとって、志望校がまだ明確ではなく、子供もどこまでやれるかわからない段階で自身の情報収集で塾を絞るというのは、難しいかもしれません。だからこそ、元塾生に話を聞く機会を探すのが手っ取り早いわけです。

子供に話をする場合でも、そこで聞いた話はリアルな話になりますから。もし子供がすでに友達関係などを通じて通いたい塾を見つけているなら、順番が逆になっても、子供が通いたいという塾の元塾生に少しでも話を聞くといいです。

大変だという話、テストが頻繁にあるという話、成績によってクラスが変動するという話、受験の前には死ぬほど頑張ったという話、それぞれが必ず役に立つでしょう。そして、子ども自身がそれぞれ違うように、親のタイプも違うことに気づくはずです。

私も同じようにできる、私にはできないなど、それを知るだけでも意義があるでしょう。話を聞くだけで実際にどうなっていくかを100%リアルに推測することはできませんが、受験を通過した人の話はぜひ聞いておくべきです。

また、塾にも質問に行ったらいいです。「わからないところが出たらどうなるのか?」とかなんでもいいのです。そのときの先生の対応を知ることが判断の材料になります。塾というのは、相談や質問には基本的に真摯に対応してくれるものです。その真摯さがないのであれば、論外ですから。ただ熱心に対応してくれた先生がお子さんのクラスを担当するかはまた別の問題ですけれど。