「遊び盛りの子供が勉強漬けで弊害はないのでしょうか?」というお母さんからの相談
-
小5 きたろうさん
初めまして、小5女子の親です。
中学受験を本人が望んでいて、この春から塾通いを始めました。
が、バレエを習っており週三回のレッスンと週三の塾との掛け持ちは想像以上にハードな生活でこのままでは挫折の道をたどる恐れもあるのではと心配です。
もともと毎日遊び回っていた子なのでほとんど遊べなくなったストレスと思うように成績も上がらない(当然勉強時間が足りない)ストレスで家族にあたってきたりなんだか表情のさえない娘を見ていると、つい親の方も弱気になってきて公立でいいのでは?と本人に言ってしまいそうになります。
今のところ本人からの弱音はまだ出ていませんが、遊びざかりの小学生にこのような生活を続けさせて弊害はないのでしょうか?
それでも本人がやる!というならば親としては親技なるものを学び、一緒に頑張っていきたいと考えています。
そろそろ塾には志望校をあげないといけませんし、しっかりと方向を定めていかなければならないと思いますので・・・
よきアドバイスをお願いします。
-
きたろうさん、相談ありがとうございます。
現在、週3回の塾通い。しかも、週3回はバレエのレッスン。
このスケジュールは、きたろうさんのお子さんにとって予想以上にハードだったようです。
しかも、思うように成績も上がらない・・・
お母さんから見ても子供がストレスを感じているようです。
まあ、中学受験における負荷はどんな子供にとっても負荷ですから、どの子供もいくばくかのストレスは感じていると思います。
そのストレスがあったとしても、勝ち取りたいものがある!という連中が中学受験に挑んでくるというわけです。
ただ「ストレス」と一言でいっても、どれくらいの負荷でストレスとなるかは子供によってみんな違います。
30分勉強してストレスを感じる子供いれば、7時間くらいの勉強でストレスを感じる子供もいます。
ゆえに子供をしっかり観察して、ともに伴走していくことが中学受験に求められるわけですね。
さて、では、きたろうさんの場合はどうでしょうか?
心配しておられる「子供に弊害がないのか?」について。
ストロングの率直な意見を申し上げますと、非常に危険な状態だと思います。
ちなみにストロングがここで言う「弊害」とは、人格的にどう影響があるかではなく、
もともと持っている学力の成長を妨げる
という意味での弊害です。
そう考えると、中学受験に限らず勉強を頑張ってる子供たちの中で、「弊害がある」子って意外に多いです(>_<)
本人ではどうすることもできない場合が多いので、やはり親が救いの手を差し伸べてあげてほしいものです。
では、きたろうさんの場合、そもそも、スケジュールの立て方に問題があるのか?
この点については、先に少し書きましたが、勘違いしないように注意くださいね。
あくまでも、きたろうさんのお子さんにとっては
「厳しいスケジュール」
になっているわけです。
というのも、中学受験を目指し勉強している子で週6回塾に通っている子なんてたくさんいますからね。
その上で、土日は朝から晩までとか。
その中で、成績をどんどん上げてる子だっているわけです。
その子たちに、もちろん弊害の心配はありません。
ノリノリでガンガンがんばってますから。
では、子供自身の能力的な問題か?
ここではお子さんの能力がどれほどかはわかりません。
でも、少し厳しい言い方をすれば「親の問題」だと思います。
もっといえば、今問題になっているのは、・・・