中学受験の手引き

中学受験のメリット

中学受験のメリットとして何があるか?

子供が中学受験をする親のみなさんに聞いてみると、公立中学校へ対する不安と私立中学校への期待があるようです。

 ◆面倒見がよい
 ◆勉強する環境が整っている
 ◆大学進学へ有利である

といった勉強面の期待や
 ◆いじめがない
 ◆風紀がよい
 ◆高校受験がない分、部活に力を入れることができる

といった生活面への期待など様々である。

早稲田中や慶應義塾中等部といった私立大の付属中であれば、大学までそのまま進学することが多いので、中学受験をがんばったら後は学生生活を謳歌させたいと考える親の方々もいるようです。


中高6年一貫教育に対する期待というか、評価は非常に大きい。これは「公立不信」からきているのでしょう。そして、中高6年という多感な時代を一定の先生が持ち上がりながら、見てくれることに対する安心感があるでしょう。ただ逆の見方をすれば、相性の悪い先生と6年間ずっと一緒になる可能性も否定できません。

また、遊びたい盛りの6年間で間に受験がないということは、緊張感のない生活やダレた生活を誘発する可能性も否定できません。つまり、メリットと感じていたことがデメリットにもなりうるともいえるわけです。

こうしたメリットの裏のことはあまり語られませんけれど、親はそのあたりも踏まえて考えていかねばならないと思います。

上記に挙げた2点について、少し書くと、中高一貫校に入学すると、結構課題がきつかったりします。成績不振であれば、留年させ学校だってあります。親も呼び出される。これらは、受験がないことに対するダレを引き締める意味もあるでしょう。

また、受験を通して選抜された連中の集まりですから、競争意識は高い。勉強するのが当たり前。そんなふうに考えている連中が多くいれば、子供はそれが当たり前になったりする。そうやって学校側もいかにダレさせないで6年間を過ごさせるかを考えています。

競争が激しく、やることがいっぱいあると、いじめは少なくなるのが常です。いじめがなぜ起こるのかについては、いろいろと考えられると思いますが、1つは「暇だから」とストロングは考えています。

ところが、課題が多く、競争もあり、また中高一貫校では学校の行事や部活動も盛んです。活動自体が高校生と交流することで深みが出てきます。突っ込んでやるようにもなります。運動会などでも1年かけて準備したりする学校もあるくらいで、そうやって、勉強に、行事に部活動にとなると、必然的に生活は慌しくなります。いじめをしている暇がなくなるわけですね。

行事などで団体で協力して準備することで連帯感が生まれ、いじめが起こりにくくなるということもあるでしょう。まあ、公立と違って、私立中学なんかは「いじめがある!」と噂が立てば、たちまち募集状況に影響を及ぼしますから、スパッと退学させる道を選ぶ学校も珍しくないのですが。

そんふうにそれぞれのメリットを1つずつ吟味するのはやっぱり親の役目といえるでしょう。

多くの生徒を指導してきてのストロングの意見ですが、中学受験の勉強は子供たちにとって学問に対する興味を持つきっかけになると思います。いろいろと知ることができるんですなあ。これが一番のメリットであると考えます。

世の中なんでもそうですが、知っていることが多いと、テレビを見ても新聞を見ても、話がわかるからおもしろいんですね。勉強という枠でとらわれず、いかに興味を持って取り組ませるかは、親の腕の見せ所です。受験の結果にかかわらず、子供たちの一生の収穫になるわけですからね。

そして、中学受験は親にとっても「子育て」で考えても、非常におもしろいと思います。

問題を読まずにあきらめる。
書き間違いを平気でする。
簡単な計算を間違う。
すぐわからない!と言う。

などなど、子供は中学受験に望むと、さまざまな屁理屈を言い、いろんな顔を見せてくれます。その百変化の子供の態度にいかに臨むのかは、まさに子育ての醍醐味といえるでしょう。

やったらわかる!わかったらしんどい!しんどいからやる!

そう、逃げずにやる!諦めずにやる!ということを教える1つの種目が「中学受験」。そんなふうに考えてみるのもいいかもしれませんね。いずれにしても中学受験のメリットというのは、各家庭でそれぞれが見出していくもの。

なんとなく始めずに、一度本気で考えてみてください。

  勉強のやる気をなくすお母さんの言葉

 

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ストロング宮迫

これまで1000人以上の子供たちに集団授業、個別指導、家庭教師などあらゆる形態において受験指導を経験。その過程において、親が勉強を教えることなく、子供の頑張りはそのままで成績を上げる「親技」を構想。03年成績向上委員会を立ち上げえインターネット上で塾任せ、子供任せにしない勉強スタイルを提案している。

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